? 市場からの部品故障報告書 ? 修理困難報告書 などがある。データがインプットされる時期は ? 不具合が生じたとき ? 処置がとられたとき ? 予防処置がとられたとき ? 手直しが計画されたとき ? 形式がコード化され、マイクロフィルム化されたとき ? 手直しが合格したとき などである。 インプットするデータは訓練された係員が確かめたうえで、端末機からインプットする。これらの情報は、つぎの四つの形式で打ち出される。即ち、 ? 即時応答 ? 翌日応答 ? 定期応答 ? 自動応答 である。即時応答はあらかじめ設定されている品質問合せ書に記入し、コンピュータと対話形式で情報のやりとりが行われる。 なおコンピュータを用いない場合における品質情報の処理方法も上記と大差がない。 個別生産の場合は、品質の管理としては、個々に発生する不具合の処置と、その再発防止処置ならびに、それら不具合情報の収集解析に基づく根本的な改善対策(業務のやり方の改善)がある。 具体的には企業の規模、体質により、色々なやり方があろうが、一例として品質連絡票の解析には、コンピュータの利用が拡大しつつあり、発生原因のパレード解析のみならず、不具合の発生件数、コスト、発生頻度の高い対象部品、工程等の解析と、その推移の把握が容易に出来るようになってきている。 コンピュータ利用の場合には、解析結果をどのように改善に結びつけるのか、よく吟味した上で、いたずらに要因区分を細分化せずに、使い易い品質情報システムとすることが大切である。異常製造部門における不具合情報の伝達と処置についてまとめると一般的には下表のようなプロセスで処置される。 前ページ 目次へ 次ページ
|
|